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青・狂で十句 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

青・狂で十句のページです。

青・狂で十句

 
真青にて面たひらなりあぶら境



陰嚢の青泳がせて湯に笑ふ



青すぎる葱のそよぎよわれ千人



青革命をとめ同士が火を移す



花の青よるにまぎれてただの青



詩狂われ巣箱の脇に瑠璃を待つ



滝となるまでも背後位にて狂ふ



一咳もて判別狂ふ身の繊さ



一生(ひとよ)狂はば沼啖ふまで鯰たれ



ものものしく摂理散る日の狂の映え





このあいだの日曜日の「未定」句会に出した句。
兼題が「青」「狂」だった。
うち「一生狂はば」が最高点句の栄誉に浴したらしい
(「らしい」というのは、原稿準備に追われ
やむなく当日の句会を欠席したため)。

「未定」句会というか句会はいつも
選ばれた最高点句が凡庸、という逆説をもつ。
「一生狂はば」はつくったときから
「やりすぎ」という自戒があって、やっぱり面映い。
「花の青」のような単純句のほうが
句魂も高い、という気がするのだが。



「現代詩手帖」の原稿執筆は、昼過ぎに無事終了。
三省堂の詩の出版物での拙稿につづき、
けっきょくネット詩中心の原稿になってしまった。
マイミクでは大蔵さん、廿楽さん、宏輔さん、高塚さん、
なにぬねの?マイフレンドでは近藤弘文さんの詩を引用。
その他、中島悦子さんの『マッチ売りの偽書』から。

すべて絶賛の文脈での引用なので、
引用も諒、としていただければ

字数が足りなくて言及できない詩集が多かった。
「ユリイカ」の原稿は、
結果的にはそのフォローにもなっている。
なので、ふたつ併せて--あるいはできれば
今度の「未定」「詩は死んだのか?」特集の拙稿も
さらに併せて読んでいただければ。

紀要に加え「ユリイカ」「詩手帖」「未定」で
合計120枚以上を書いたとおもう。

怒涛の〆切連続がついに終わり
(あとは当面、東京新聞での書評をのこすのみ)、
夜というか夕方には鳥鍋を。
しこたま呑んで、即座に寝て、ついさっき起きた。

ずっと犬のように、コマ切れに寝ているなあ
 

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2008年11月12日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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