連句B班途中まで
昨日は休日授業(振り替え日)。
二限三限のあとは
卒論卒制指導で夕方まで研究室に。
晩は、三村さんのライヴビデオの打ち上げ。
編集の小島裕梨さんの労をねぎらう。
そこに短歌の望月裕二郎くんが乱入した。
このごろは卒論卒制の指導範囲が
どんがん広がってきて、
月曜日がすげえ疲れる。
今日は午前に目医者で緑内障の視野検査、
昼に牛を扱った韓国のドキュメンタリーの試写、
夜に12月6日の黒木和雄イベントの打ち合わせ。
あいだの時間はドトールで本を読もう。
草森紳一『フランク・ロイド・ライトの呪術空間』
(あと50頁まできている)と
港千尋『洞窟へ』を鞄には入れておこう。
あ、僕が「ネット時代の書簡」という長稿を書いた
桑瀬章二郎編『立教大学人文叢書5・書簡を読む』は
外装をほどこされ書店売りの本になった。
春風社発行で、本体価格2200円也
三限、B班の連句も、昨日までに仕上げた分を
下にペーストしておきます
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1 あふれたる晩のしめぢを言祝ぎつ 鈴木寛毅
2 鶏なき鍋に雁鳴くを聴く 久保真美
3 外〔と〕の面〔も〕には風の夕月窓に佇つ 牧千尋
4 ポラのレンズで鰯雲撃つ 川崎健輔
5 さんま焼く煙はるけし秋隣 三村京子
6 脚絆を巻きて早朝〔つとめて〕に出づ 鈴木寛毅
7 金平糖響く霜夜に仇多く 久保真美
8 「おちゅんはどこぞ」と血の跡を履む 牧千尋
9 声もなし野火に焚かれた円い篭 川崎健輔
10 春日影〔ひかげ〕ふる椀の蛤 三村京子
11 貝合はす暖かき夜に袖ふれて 鈴木寛毅
12 神鳴らす鼓を真似る指先 久保真美
13 われティンパニの化身となれり大合奏 牧千尋
14 竪琴もちて月見れど雲 川健輔
15 うどん屋がうどん出す間の秋しぐれ 三村京子
16 新酒の銚子蒲鉾と寝る 鈴木寛毅