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あらゆるものから帰った ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

あらゆるものから帰ったのページです。

あらゆるものから帰った

 
 
【あらゆるものから帰った】


期間は三日をこのんだ
蝋梅が冬日に溶けだすのをみて
揣摩臆測をほしいままにした
バケツでからをはこび
眼と耳の通路が
冷たくなるのも知った
とおくでふたつに割れるもの
たとえば逆光の雁列を
わるびれず わたしとも呼んだ
つぼみが野菜にみえる花壇
みんなが日傘を差している国の
南国柵のあまさがいい
あまい風にふかれて
胸乳があることの女性性から
教室の隅ではぼんやりすごした
わらっている
宿題をかかえると
ものもちになったようでうれしい
部分を流出している
なみだみたいだ
へんないろとおもえるどうぶつ
そのだらしない仰臥の
いずみのひろがりもいい
出産するのだろう
黒板は妄想乱れ書き
もう書けない
そうしてあらゆるものから帰った
みずからを遣るように還った
期間は三日をこのんだ
チョコが死んだ
 
 

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2010年02月05日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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