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菊名 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

菊名のページです。

菊名

 
 
【菊名】


人名をかんがえるうち
菊名に着く。
うらがわだ、
つまり名をもつ駅だった。
このことが不安定だとおもう。
みればたくさんの小脇が筒をかかえ
曇天下の往来も岐れている。
交差する駅は高架部をもち
階段がポンプなのか
そこに水だって汲まれる。
じょるわ じょるわ
人びとのゆれるなか
きっとにごっているだろう。
すみれみたいな恋の泥
泥を咲いている些細があった。
花新聞をとりだす。
密売の報をよむ。
眼帯を顔におぼえる。
ことばだ、ことば。
春なのに外套だらけ
八卦で行く先が橋本と出て
行く末の稀薄をかんじた。
和歌山にも同名の駅があるため。
そう、ここが和歌山ならいいのに。
駅を仮にして岐れてゆく、
やや靴さきをあおく濡らして
鉄路上の北方へ往き急ぐ。

 
 

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2010年03月31日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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