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新羅 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

新羅のページです。

新羅

 
 
【新羅】


しんらになると
もうそれ以上服が脱げず
しかも臓器も
性器しかみえない状態なので
中途半端ではずかしい
それはすごく寓話的なので
他人のしんらと差し違え
その相手を懐かしいと泣いてみたり
ふたりまるごと
鏡中にしんらをふやして
半島が乱立したと
きみょうな悦に入ったりする
こうした中間の国には
きいろい花が咲いている
それも午後だろう
しんらは抱きあってもしんらなので
別物になるには挿入しかないが
後背位はひかりの注入だから
しんらは統治のようにただぼけるだけだ
からだにあたらしさなんてない
ふるさだけが風になっている
それがあんあんうなる
完全な二本の棒になって
つばを失い、かわくまで
しんらは東洋を暗闇がおそうのを
べつべつのこころのなかで
ひくく唄いながら待つ
とりわけ肩がひえ
そこに星が映る
映りが移って
しんらの空間は
自分たち以上にひろい
自分寇だ
 
 

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2010年05月01日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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