恋唄 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

恋唄のページです。

恋唄

 
 
【恋唄】


和風のむすめは草で織った袴すがたで
あさつゆの映りを地に散らしてゆくという。
いないことがいること、それが揺れとなって
歓喜仏とともにあるく感覚もある。
とりなす性ならたったひとつ、養性で
だきにのように憤るときからだをひらく。
懲罰ト 与エノ 近接。
軸物をまるめ、たたむみずからのうごきに
相手までくみいれて薬効の春が駘蕩する。
ナカニアル綿ノ鄙デハ息モデキナイ。
ふたり交わったあとも獣道の渚になっているから
むすめはあらかじめ過去に水明かりしている。
 
 

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2010年05月11日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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