短歌演習のために【11】 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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短歌演習のために【11】



とほい日のアクタイオーンの絶叫は眼からディアへと成り墜ちたこと



わたくしのからだに多々ある菱形も、詩作のための花序だつたのだ。



ひん曲がりボタンの錯綜する管で、音をくるしくするサキスフォーン



否、そこも此世の橋さ、てんごくは渡すかたちに似てゐないだらう



家無数、門も無数といふのなら、怖い街区をあるいてゐるな…



消えてゆく連鎖をかなしむためにこそ藍染川をみおろしてゐた



鳥と俺を二軸と算へた往時から空がやたらにまぶしくなつて



過程〔プロセス〕に転写をつかふ性事など眼と眼に起こるひどい灰染め



はふそくの回復されぬ世界では倒木どうしのやうでうれしい



きみをとりまくきみじしんの外見があやめにかくれ魔法になつた

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2010年06月14日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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