朝の自画像 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

朝の自画像のページです。

朝の自画像

 
 
【朝の自画像】


未明は卓上に組む
手のうちらに
まだ来ない曙光の
遠国がともる
一日にかならずある
仄明かりの時には
シャガを摘むおこないが
幻影となる
へだたりの手に向かう
この頭部は
南風の感慨に
つつまれてゆくだろう
手のうちには
ツバメがわたるから
じぶんも島の地の
哀しみのうえ
橋の図をながす
エピファニなのか
人類一切だって
可食性の手前にとどまり
植物を喋ったりするから
可笑しいのだ
らおこーん、
点在そのものの響き
築城のはじまる朝には
のぼり下りを
職人がくりかえすが
じぶんという木材は
点在をする
空中の抽象にすぎない
 
 
 
 

スポンサーサイト

2010年07月01日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












管理者にだけ公開する