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業平 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

業平のページです。

業平

 
 
【業平】


なんにもなさ、の
積載量がおおすぎて
八月の空から
かがやく鳥影がおちる
てのひらをばけものにして
うけとめながら
自分以外(わたげ)を
閉じた金物屋にひらいてゆく
そこでおろしがねを買った。
楽器以外をつうじて
おまえをおろすように
演奏するだろう、おまえ-わたし
破綻調のなかでは
Fのやりどころもない
水平下に不安定に立ちながら
水平下で不安定に化粧する
そういう局所が
おまえと町にたいし
城になっているとおもう
空にへばりついている鳥魚
はりがねでできた追憶が
停止の巣となる危うさがあるから
えぽけーをふりはらってゆくと
世界が憂う世界の八月だ
すぺーすつりーならぬ
円筒と角柱の融合がある
空を吊る散文、そんな
固いものを眼に接木されては
みあげる夕方の大部分にも
蔓を延ばすしかない
ふきつだなあ
だんだんできてゆく。
鉄塔でありすぎる意味は
眼路を散在している
 
 

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2010年08月04日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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