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内外の話題 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

内外の話題のページです。

内外の話題

 
 
【内外の話題】


みずからの内側というものが
その外側でつくられているとかんじるとき
まひるまに奇異があるかれているのだろうか。
ひかりがはいってきたり風がはいってきたりして
膚が疲れによってさとくもなっているのだが
ほんとうのありうべき世界なら感覚は
自分の内側と外側の綜合であるのに
綜合値が二にならず一・五にとどまる不如意があって
からだのなかの半分に重複が生じて
そこにほのおすらもえていないということにもなる。
燦然としいられたこの沈黙はどうでもよく
景色のなかを移るだけではおおむねのこころもつぶれなど起こさないが
とりわけひとと歩いていて以上のようにかんじればこのくもりに反し
そのひとはすこしまえのひたすらかがやく麦生のようだ。
かんじられないことがうつくしいまなざし
あいての横顔によるのかわたしの眼鏡によるのか
わたしの内側は外側としてしずかにふえてゆき前方には日がある。
 
 

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2010年08月25日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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