パン ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

パンのページです。

パン

 
 
【パン】


パンは朝のくもりぞら
それをかじると
みえなかった朝焼けが
めのいろにうかびあがるらしい
めのいろのなかの色をさらにかえるため
パンをくちにたぐりよせると
めのいろはきえうせて
かおじゅうがくちにもなるらしい
そういうことをスープといっしょにわらって
目鼻なきくもりぞら
おなじ時間にパンをたべる
ひとや犬へと思いをくりひろげると
食をめぐりまわるものがあり
ものみなもパンにたべられて
世界はもういちど朝焼けになるらしい
このあともどりする時間がおいしいから
きみといてパン食がやめられない
 
 

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2010年09月16日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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