ありがたい秋晴れの日
【ありがたい秋晴れの日】
しなもんのかおりをはなつ、ひとの場所で
秋はまうしろのいちばだ、ろーずまりーもうられ
ぐつぐつと肺のすーぷができあがらないことの
とことわがわらわれているそういうのがたいようさ
しなもんのかおりをはなつひとの場所で
ろうそくうえる作業のひとを遠見するのだけど
一作業は別作業に代入できないともしるから
つれだってうたいながらころげながら牙までひろいにゆこう
矢のような光陰をかめなくなったそういうのがたいようさ
あすはかめろっとのまつりでひとのおもかげが象牙になる日
ちくびのぼかされた色がけむたいあさやけにみえれば
くちにふくむその慕いも最初のしろをたゆたってゆく湯だ
音楽だろうそういうのがたいようさ、いすかりおて
しなもんは門、ゆきすぎる僧形がおぼろにむらさきになるところの