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鷹匠 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

鷹匠のページです。

鷹匠

 
 
【鷹匠】


あいてをかすめ
まいもどる
ぶーめらんの論理で
いくつかの首をきってゆくのは
ふゆの教室のさみしさだ
わたしもふくめ
みんな枯野にいる
それがだれのゆめなのかを
風になびくだけで
恍惚とする髪の
すべてが知らなければならない
むかしがかすめられている
むかしが散っている
眼にいましかないということは
しんじつ盲目だということ
ただよう陰謀は教室がすでに
羽根の香をしているこの冬にあり
そのなかで点であることが
身の帰りをそれぞれにしてもいる
さしむかう場所に
十二月の谷のなかの
吊り橋がえらばれたとして
だれの投げかを告げぬために
ぶーめらんはそこを
凶器のようにとぶだろう
橋上者をじぶんの
ゆいいつの眷属にするためにも
ぶーめらんはとぶ
 
 

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2010年12月21日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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