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自己確認メモ8 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

自己確認メモ8のページです。

自己確認メモ8

 
 
詩(作)に接しているとき
認識は不整合性(≒狂気)にふるえ
それが言語構造の確認にもおよんで
詩を起点にしての世界の増加を確信する。

ヴィトゲンシュタインの詩的直観は
精確さから出来しているが、
たぶんそこから付加されるものが
特有的に詩にはあって、
詩はその意味では一種
「残滓」を形成する分野にただよっている。

その「残滓」はどのようにでも呼称可能だ。
たとえば「肉体」、たとえば「感情」、
たとえば「フレーズ」。

けれども肝腎なことは
それが清澄さを圧縮した次元で
不整合性をも湛えていなければならない
という銘記だろう。

その場合には詩語とか非詩語とか
選択形式上の問題があらかじめ超えられている。
 
 

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2011年03月02日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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