ビデオデイズ ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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ビデオデイズ

 
 
【ビデオデイズ】


みひらきながら寝てしまい
いったん眼底まで灼かれれば
あこがれていた交接場すら
靴工場にみえてきた白くわらう
わからないことのおおむねが
求愛される側の瞑目だった
そんな目を眼がみて
視覚を滅茶苦茶にされる
おかげでひとつもビデオから
忠誠を学んだことがない白くわらう
ただ肩のかたちから骨を
はがされるような骨の組からは
肉のもちうる円さを
むだに測りつづけ
眼に数学があふれてきたのだ
かかとばかりをみて
さみしくなってゆく白くわらう
それら工作をまえにして
視ることと愛さないこととは
しびれるような葛藤だった
だから一作を観終われば
脳からは眼が不安にうかんで
顔の左右もどこかずれた白くわらう
部屋へ侵食してきた空腹に
外食にゆく足もとまでとられて
モデルとともに消えてゆくだろう
みることであやめてきたそこに
性愛の月あかりのすべて
ただかたちだけにもどってゆく
なんとさみしい愛着なのか白くわらう
 
 

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2011年06月22日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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