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ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

メモ152

 
 
152
 
まけかたのおくゆかしさは
あまた詩にあり文にもあって
たえずしておくれるものを
自余りに編めずいる、とおい
仕損じのみを想いおくこと
 
 

2018年10月16日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ151

 
 
151
 
つなを両岸から熊手にはりわたし
かわもへすべらせるようおおきさを
はこんでゆく数十という気がした
遷らすのがゆらめきやすいゾウ状で
うつろなゆきさきが河口だとして
かならずや水をなかだちさせるのは
もの逝かす覚悟にもかなっていた
 
 

2018年10月14日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ150

 
 
150
 
もだすか、あるいは嘶くしかない
そうおもえたからそのながいくびの
どこに柱状の声帯があるのかを
はたでさみしくはかりかねていると
節理がずれてささやきがもれだし
それも馬みずからの断念だった
 
 

2018年10月10日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ149

 
149
 
木の瘤のほうがゆっくりとおざかり
わたしがとおざかったのではなかった
ずさんな移動をあらぬ世にみたのだ
つくりだなへくるみをおくそのときに
 

2018年10月08日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ148

 
 
148
 
秋霖でもないのにみちの鴉があおくあり
おもいがけなさもななめにふっていた
やなぎやふじ、春のしだれの直にたいし
平坂の秋は萩にそってななめがすべり
ひとづてに禽のみあげまでよわめてゆく
 
 

2018年10月05日 日記 トラックバック(0) コメント(0)