さらに八句
●柴田千晶さんが書き込んでくれた句に返す
恋すとふ掌(て)に蝶ありて煩し
●コミュ「色彩論」に書き込む
あぢさゐが魚骨を照らす何無惨
●コミュ「悲劇の誕生」に書き込む
鬱憂にうつぼ舞い込む五色海
●柴田千晶さんのなにぬねの?日記に書き込む
天刑の夢醒めやらず河馬が犀
まぐあひを疲弊の外に五夜五本
真白なるひとで奇よりも愛すかな
●新規オリジナルをつくる
可換体としてリンボと夏が在る
基地と機知縦横にして水母蜘蛛われ
新規10句その他
●新規10句
枯草の自洗さびしき穢(わい)の暮
鮮らしき腸(わた)花にあり霧薔薇(さうび)
韮花の段なすゆゑに昇りえず
愁ひゐてわが腸千切り風となる
恋すれば木妖を森なべてに見き
焉力に縮む雄鶏(をどり)の屈が我
中止してわが黝き「時肌」を撫づ
炎天や水へ溶くものかぎりなし
肝古りて草の酒飲む月の有無
おばけ世を万の傘ゆき起点消ゆ
●コミュ「色彩論」に書き込んだ一句
存在の門に葉が降り鹿も見ゆ
●コミュ「悲劇の誕生」に書き込んだ一句
柩寸(きうすん)にわが身固めて屋根に佇つ
●盛田志保子さんのミクシィ日記に書き込んだ一首
光る夏にトロッコをもて侵(い)りゆけばいづこの奥も不一ならざる
●田中宏輔さんのミクシィ日記に書き込んだ一首
まつらはぬ眼差しのさき石庭は石に還らぬ石あふれたり
コミュへの今朝の六句
●コミュ「色彩論」に書き込んだ三句
斑猫の飛ぶ道ながき虚となりて
色すなはち空なり味噌に絵の具溶く
オカリナとふ女を吹いた朝(あした)まで
●コミュ「悲劇の誕生」に書き込んだ三句
瓢箪や世界ふたつの金剛力
菰を着て猶予だらけの尿(しと)姿
羅(うすもの)の世に黙(もだ)通す鬼なれば
●
サイト句集は駄句を整理した。計20句。
寂光以下六句
寂光の汝をのの字に挿しまはす
微細なる地異が詩にあり霊の筆
滅亡は薄の旨か逢魔道
鉄錆に秋視ておのれ裏返す
月給は真烏賊のたぐひ沖熾ん
●
馬上に小さき花国ありて塵うらら
●
最後の一句はなにぬねの?の僕の句日記に
柴田千晶さんが付けてくれた句の返し
馬から鹿へ
●なにぬねの?コミュ「悲劇の誕生」に書き込んだ句
馬の背が西風(にし)にただ沿ひ馬上消ゆ
洗馬(せば)なせば散熱ののち時明かる
山海に読経ひびけば馬放つ
うま肉を蕪(かぶら)と焚いて生(よ)の納め
馬頭らを野に斬り落し文字(もんじ)舞ふ
●今朝のオリジナル句
鹿恋うて疎林に紅き乙女の火
西郷星肥後を揺れゐる肥後消えん
蒙からむ髪膚流せず花を喰ふ
見ぬ夏よ机に来てゐるあすの蠅
欧といふ緩衝地ありなづき奥
●盛田志保子のmixi日記「今日の出来事」に書き込んだ一首
高井戸はどこぞと翁その場所は天に水穴穿つ浄域


