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ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

メモ157

 
 
157
 
とおい切妻の下がゆがんだ過去にみえた
土地の名は妻切、やもめになった男は
舞うむかしをふる雪のありえた接線とし
せまりくるきつねのかおりに打たれた
 
 

2018年11月30日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ156

 
 
156
 
まつげが蘂にみえるひとみは
ひかりなきたまをみごもり
はつゆきへみずからよせてゆく
ひきばがなくてそれ以上は
せかいなどちいさくならない
およそ茶飯とはそれだろう
となりからとなりもきこえる
 
 

2018年11月18日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ155

 
 
155
 
ひとのかおをおおう雲のかたちに
はじらいと悔いがまざってみえるが
それら感情はリズムといえぬほど
ゆっくりした交替をくりかえし
やがてしずかなひかりもとおって
きれまにかおのあらわれみなを絶つ
 
 

2018年11月07日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ154

 
 
154
 
かんがえられていることをかんがえる
とは気づいたひとになるためなのだ
羽虫を占める翅のひろがりがこわいが
気づいたひとも頁におもく挟まれて
ただ翅のかがようまで、熨されている
 
 

2018年10月31日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

お知らせ

 
 
永方佑樹さんが今号(11月号)の詩手帖で、当方の『詩の顔、詩のからだ』につき、実に嬉しい書評をお書きになっています。ありがとうございます。過褒にあずかって、恥ずかしいくらい
 
 

2018年10月28日 日記 トラックバック(0) コメント(0)